茶室見学

2022年度1回生春学期の最終設計課題は、茶室に決定。

そこで、大学のアートセンター敷地内に大切に保存されている、竹立庵という草庵茶室を皆で見学させてもらいました。

この建築は、明治〜大正初期に株仲買人として活躍した岩本栄之助の別邸の一部になります。

本歌は、京都の登録有形文化財、久田家 半床庵に由来すると考えられています。

茶室とはとても小さな建物ですが、ディテールの緻密さや構造の繊細さ、光の取り入れ方など、豊かな空間的な要素と共に、日本人の心や作法など、沢山の文化・伝統が詰まっています。

このような素晴らしい空間を実際にしっかり体験できた学生達からは、優秀な課題作品が必ず提出されるはずだと、今から楽しみです。

ちなみにアートセンターは、安藤忠雄作。非常に恵まれた環境ですね。

©️岩本賀伴建築設計事務所